キッチン白書2025から最新トレンドを紹介―調理習慣の変化でキッチンに求める新要素とは|埼玉の家づくりを応援
2026.06.10(更新)
2026.06.10(更新)
キッチン白書2025から最新トレンドを紹介―調理習慣の変化でキッチンに求める新要素とは
戸建住宅の定番は、リビングとダイニング、キッチンが一体になった、広くて開放的なLDK空間です。
注文住宅であれば、LDKの主役となる「キッチン選び」には力を入れたいと考えている人も多いのではないでしょうか。
調理効率を重視したL型キッチンや、建具や家具とのコーディネートを意識したオープンキッチン、朝食などをサッと済ませられるようなカウンター付きキッチン、たくさんの食器や調理器具が収納できる大容量のカップボードなど、こだわりは人それぞれ。
今回は、キッチンメーカーが調査した「調理」に関する最新のトレンドを紹介します。
ぜひ、理想のキッチン選びの参考にしてください。
―INDEX―
キッチンから生活者の「いま」を分析する「キッチン白書」
目次

キッチンメーカーのクリナップが発行する「キッチン白書2025―料理に関する生活者調査」は、「食、物、空間」などのキッチンにまつわる領域をテーマにさまざまな切り口で調査・分析し、キッチンからみた生活者の「いま」を紹介する実態調査です。
今回は『料理』をテーマに、①料理・調理に対する意識変化②実際の調理時間③自宅における料理に関する考えと支払い意向――などについて調査しています。
今回の調査結果についてクリナップの研究部門・おいしい暮らし研究所が分析したところ、「調理時間の時短化が進む一方、調理を合理化しながらも、一手間かけて楽しむ層が浮き彫りになりました」としています。
作った料理をSNSなどで発信する人も一定数確認でき、キッチンは「調理の場」から「楽しさを発信する基地」へと進化を遂げているようです。
この意識の変化には、調理に必要な食材と調味料、レシピがセットになった「ミールキット」の普及・定着があるようです。

「料理・調理」に対する意識では、「家での調理時間はできるだけ短縮したいと思う」と回答した人の割合が増えています。
実際の調理時間について2018年、2022年、2025年のデータを比較したところ、「1日の調理時間が10分以内」と回答した割合が大幅に拡大し、なんと5人に1人が10分以内と回答しています。
また、「1日の調理時間が30分~1時間未満」「1日の調理時間が1時間~2時間未満」と回答した割合はそれぞれ減少しています。
調理時間の減少は、仕事と子育てで大忙しな共働き世帯の増加や「タイパ(タイムパフォーマンス)」という言葉に代表されるような「時短」「効率化」への意識の高まり、タイパを支える便利な家電製品の普及など、さまざまな要因がありそうです。

また、「料理・調理に関する意識の推移」のポイント増減からも、「約10年間で時短意識の進行や手作り意識の希薄化など、調理離れが見受けられます」と分析しています。

キッチン白書2025では、調理離れ、時短化が進むなか、「自宅での調理について意識していること」も調査しています。
この調査で、おいしい暮らし研究所が特に着目した項目が「ミールキットの利用意向」です。
自宅での料理で意識している項目では、「まとめ買い・作り置き」、「レンジや自動調理鍋、ハサミなど手間がかからない調理方法」などに回答が集まりましたが、「費用をかけてでも継続したいこと」と聞くと、「ミールキットなどを使い、仕上げを自分で行うことで、『手作り』感を付加したい」と回答した人が高くなりました。
ミールキットとは、食材や調味料、レシピなど調理に必要なものが一式入っているセットのこと。
ミールキットを使うことで、食材などを買い揃える買い物時間を短縮できたり、栄養のバランスを考慮した料理が作れたり、下ごしらえ済みの食材なら調理時間の短縮になったり、そもそも献立・メニューを考える手間を省いたり――など、さまざまなメリットが得られます。

また、ミールキット利用意向者の自宅での料理に関する行動・考え方について深掘り調査したところ、
「料理をする時はコンロではなくレンジや調理家電を多用することで、手間やストレスを減らすようにしている」
「そのまま食べることができる商品でも、『焼き直す』『アレンジする』ことでより楽しく食べることができる」
「モチベーションが上がるので、SNSなどで自分が作った料理をアップしたりして情報交換をしている」
「SNSやYoutubeの動画の情報を参考に自分でキッチン全体の環境を整えている」
などの回答が、全体よりも多いことがわかりました。
最後に、ミールキット利用意向者がキッチン購入時に重視することをデータから確認しました。
掃除の容易さや収納スペース、耐久性、作業性といった基本性能の高さに加えて、上手に撮影できる、自慢できるデザイン、料理をする楽しさを感じられるなど、「見せる」(魅せる)を意識したキッチンを求めている傾向が明らかになっています。
クリナップ・おいしい暮らし研究所は次のようにまとめています。
住宅のなかのキッチンは、毎日の食事を作るための「道具・設備」でもあり、家族が集うLDKを彩る「家具・インテリア」でもあります。
自分たちの暮らしにぴったりのキッチンを選べるのは、注文住宅の醍醐味。
ぜひ、理想のキッチンづくりを楽しんでください。
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