【モデルハウス見学前に読む②】家族で話し合うお金と将来のこと|埼玉の家づくりを応援

2026.06.10(更新)

【モデルハウス見学前に読む②】家族で話し合うお金と将来のこと

家のミニチュアと貯金箱、硬貨が並ぶテーブル。住宅購入に必要な資金計画を考える場面

今回は、モデルハウス見学前に読むシリーズの第二弾として、お金と将来の考え方のコラムです。
家づくりは家族の一大イベントであるがゆえに、お金・資産・将来のこともしっかり考えた上で選択しないといけません。
それがゆえに、失敗や後悔したくないという想いが強くなり、不安になる方も少なくないでしょう。
今回はそんな不安を抱えている方に向けた内容になっています。
まずはコラムの要点から解説していきますが、いっしょに家づくりを有意義なものにしていきましょう。

・家(マンション含む)は資産であり、住宅ローンは「自分の家に払っているお金」であること
・住宅ローンは早めに返すのではなく、住宅ローン控除などのオトクな制度を利用できるもの、さらに生命保険としての考え方を持つことで、多額のお金を借りることへの不安はやわらぐ
・土地から探す方は、将来的な売りやすさを重要視するかどうか?という視点を入れておきましょう
・転職や転勤(ときには離婚のことも)、今後の将来設計に大きく影響してきますが、最後に大事なポイントは「考えすぎない・不安になりすぎないこと」

1. 住宅ローンは資産

ピンクのブタの貯金箱と積み上げられた硬貨。住宅ローンと資産形成の関係を示すビジュアル
住宅ローンは35年、場合によっては35年以上のローンもあり、人生においてもっともロングスパンの借金と考える方も多いです。
銀行などからお金を借りているため、借金であることは間違いではないものの、一般的な借金と住宅ローンは大きく性質が異なることを知っておきましょう。

 

1-1. 住宅ローンは生命保険付帯

住宅ローンは、原則「団体信用生命保険」(通称:団信)という生命保険に同時に加入します。
これは借主に万が一のことがあった際に、住宅ローンの借入を生命保険で帳消しにするものです。
死亡に対する保証だけでなく、重度障害や重度のガンなど様々な条件・特約もあります。
この生命保険が付帯されていることから、賃貸の時に支払っていた家賃とは大きく異なり、なにがあっても残された家族を守ることができる点が「単なる借金」とは大きく異なる点です。

 

1-2. 住宅ローンは支払ってしまえば資産

賃貸アパートの家賃は大家さんに支払って、自分の資産としてはマイナスになる一方です。
しかし、住宅ローンは銀行に返済しているとは言え、「自分の家に支払っているお金」であることから完済できれば土地や建物は資産となります。
ここで、35年返済し終えた家は価値がないんじゃないの?と思う方も少なくないでしょう。
確かに減価償却という観点からは、35年も経ってしまうと建物は当初の1~2割程度の価値評価になっているかもしれません。
ただ、これは売ったりする場合における査定額であり、同じ金額で同じ規模の家に住むことはできないでしょう。
また、昨今は耐震や断熱などの性能、耐久性も高くなっていることから、30年経っていたとしても適切なメンテナンスがされていれば問題なく住み続けることができます。
特に長期優良認定住宅は、約75年以上住むことができるような家が考え方のベースになっており、払い終えれば将来の資産を確保するという側面を考えると、住宅ローンを必要以上に怖がらなくてもよいでしょう。

 

2. 住宅ローンは借り続けるメリットがある

木製の時計と金貨の積み重ね。住宅ローンを借り続けるメリットを表現
住宅ローンはできるだけ早期に返済したい!と考える方は多いです。
むしろ、早く返したい!と思う方の方が一般的ですよね。
しかし、前章で紹介したような考え方をもとにすると住宅ローンは早く返すことによるデメリットがあります。
住宅ローンを早く返すメリットは、支払う金利を少なくすることのみですが、一方で早く返すことによるデメリットは大きく2つあります。

 

2-1. 早期返済は住宅ローン控除が利用できなくなる

住宅ローン控除(別名:住宅ローン減税)とは、その年に払った所得税や住民税が、住宅ローンの残高に応じて控除(すなわち税金が戻ってくる)される制度です。
例えば、埼玉県で年収550万円、4,000万円の借入をした場合、年間で約20万円の税金が控除、すなわち還付されます。※借入額4,000万円 / 返済期間35年 / 金利1%・元利均等 / 長期優良認定住宅 / 扶養家族2人 / 子育て世帯または若者夫婦に該当

笑顔の女性がおさいふを持つ。住宅ローン控除の還付に喜ぶ様子
上記の例で言えば、住宅ローンを組んだ1~10年目までは211,400円、11年目は209,100円、12年目は201,600円、13年目は194,100円の税金の控除が受けられます。
初年度は確定申告をしないといけない手間がありますが、サラリーマンの方であれば2年目以降は年末調整で申告すればよくなります。
確定申告では申請から1カ月~2カ月程度、年末調整では12月か翌1月の給与支給で調整されてきます。
住宅ローン控除は、住宅ローンを借りている方でないと利用できない制度のため、少なくとも13年は大幅な繰り上げ返済はしない方がよいでしょう。

 

2-2. 生命保険としての位置付け

前章でも紹介したように住宅ローンは団体信用生命保険が付帯されますが、繰り上げ返済をすると、この生命保険でカバーされる金額も同時に減っていきます。
住宅を建てるタイミングで、保険を見直す方も多いですが、家という資産が残ればあとは最低限の保険でよくなるわけです。
繰り上げ返済として貯蓄から現金を放出してしまうと、手元にお金が減って、保険金額も減るということになります。
最終的には考え方次第にはなりますが、現金はなにかあった時に残したり、投資に適度に回したりすることで、今後の将来のリスクを減らしていくことが賢い資産運用と言えます。
以上のような理由から、多くのファイナンシャルプランナーも、住宅ローンは必要以上に繰り上げ返済せず細々と返済していくことを勧める方が多いです。

 

3. 「売りやすさ」という指標の重要度

FOR SALEの看板が立つ住宅街のミニチュア。住宅売却時の売りやすさを表現
将来を考えると「売りやすい土地・建物」という優先順位があがってきます。
ただし売りやすい物件は、普遍的かつ面白味は少ない物件になることが多いです。
自分たちの好みを詰め込んだ “ こだわり ” は査定額に評価されることは少なく、むしろ個性的な家になっていくると査定にマイナスになってしまうことすらあります。
そのため、売りやすさを考えていくと、やりたいことがしにくくなっていきます。

 

3-1. 埼玉であれば マンション or 戸建 も家族内整合が必要

売りやすさを考えると、戸建てではなくマンションという別の選択肢も出てきます。
資産としての売りやすさを考えると、マンションの方が不動産価値もわかりやすく、選びやすくなってきます。
特に戸建ては、建築主の意向が反映されやすく、前述の通りこだわりが強すぎると売れにくくなります。
また今・将来を考えて、駅からのアクセスを最優先する方であれば、マンションという選択肢は外せないはずで、家族内で話し合うべき大きな分かれ道です。

 

4. 転職や転勤(ときには離婚のことも)の可能性

日本地図とトラック。住み替えと引っ越しの選択肢を示唆
家づくりでは、転勤や転職の可能性、考え方もパートナーとしっかり話し合う機会にしましょう。
家づくりにおける優先順位にも、組むローンなどにも大きく影響してきます。
こういった家族内の話し合いをしっかりすることで、家づくり全体における後悔を減らすことにもつながります。
また、家づくりのコラムでは禁句となるような離婚というキーワードも、ご家族によっては考えることでしょう。
世間では3組に1組が離婚に至る統計もあり、熟年離婚というキーワードもあります。
実際に話し合うかどうか?については非常にナイーブな部分でもありますが、このような要素も考えながら家づくりにおけるパズルを組んでいきましょう。

 

5. まとめ

青空の下、家族が手をつなぎ草原を歩く。明るい気持ちで家づくりの表現
家づくりは今後の将来設計に大きく影響してきますが、最後に大事なポイントは「考えすぎない・不安になりすぎないこと」です。
どの選択肢を選ぶにしても、家という資産を持つことは有意義なことです。
そのなかで大きな買い物であることから、みんな不安になります。
ただ、どこかで「踏ん切り」をつけてスタートするためには、不安になりすぎず考えすぎないことが大事です。
家づくりは3回やらないと満足できないというジンクスもあることから、100点満点や完璧を追い求めすぎず、気持ちは気軽にいきましょう。
そのなかで、こういったコラムなどを参考にしながら、しっかり情報収集をして家族内で話し合っておくことで結果的に満足のいく家づくりになります。

 

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