【2025年版】一戸建ての坪単価は?注意点や最新動向、抑えるコツまで解説|埼玉の家づくりを応援
2026.06.10(更新)
2026.06.10(更新)
【2025年版】一戸建ての坪単価は?注意点や最新動向、抑えるコツまで解説

今回は、最新のデータをもとに一戸建ての「坪単価」の相場を解説していきます。
そもそも坪単価という価格がどういうものか?という紹介から、平均的な坪単価まで一挙にわかりやすくお伝えします。
このコラムでおおよその価格感をつかんで、ぜひ資金計画の参考にしてください。
それでは、まず今回のコラムの要点から見ていきましょう。
・坪単価とは、建物本体価格を延べ床面積で割り算した単価のことを言いますが、決まった基準もなく非常に曖昧な単価であるこを認識して冷静に比較検討しよう
・住宅資材費や人件費のインフレにより、ひと昔前から比べると坪単価は急激に上がっている
・大手ハウスメーカーの坪単価は 約100万円~ が相場であり、メーカーやプランによっては坪単価 130万円 を超える場合もある
・埼玉県の地場の住宅会社でも 約80万円~ が相場となっている
・坪単価を抑えるための工夫は本文内で紹介
※会社やプラン、シリーズでも大きく変動するため、目安としてお考えください

新築を検討し始めると、「坪単価」という “ 便利そうな言葉 ” が出てきます。
この坪単価とは、建物本体価格を延べ床面積で割り算した単価のことを言います。
なお延べ床面積とは、建物の各階の床面積を合計した面積のことですが、これはバルコニーや玄関ステップなどは含まない面積となっています。
まずは、ここまでが坪単価という用語の解説になります。
ここからは、実はこの坪単価に含むモノ・含まれないモノの定義がない、という点を解説します。

一般的にみなさんが想像する坪単価は、例えば坪単価100万円で40坪の家であれば、約4,000万円が家本体の価格と想像しがちです。
しかし、これは答えからお伝えすると残念ながら不正解なケースがほとんどです。
ポイントは2つあり、1つが「建物本体に標準としてどこまで含んでいるのか?」が曖昧であることです。
例えば建物本体と言っても、耐震性を上げるための設計や制震ダンパーなどは含まないことが多いでしょう。
また、エアコンや照明などは坪単価に含まないことが多いですが、これらも住宅会社の「さじ加減」で変動してきます。
さらに2つ目のポイントは、前章の説明で延べ床面積で割り算をする、とお伝えしましたが「必ずしも延べ床面積で割り算しているかどうか?」も曖昧な点です。
例えばバルコニーや玄関ステップは延べ床面積には含まないため、これも正確な坪単価の考え方から言えばオプション扱いです。
しかし、家本体に付属しているものであり、バルコニーがオプション?という不自然感もありますよね。
少しややこしい話になってきましたが、実はこのようなややこしさが坪単価にはあります。
何を含んで何を含まないのか? 坪単価には一律で決まっている基準がないのです。

上記で少し混乱した方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、ここでお伝えしたい大事なポイントは「決まった基準もなく非常に曖昧な単価」ということを認識して冷静に比較検討することです。
坪単価自体は、そこからどれだけオプション扱いのモノが加算してくるか不明瞭ではあるものの、それを知っていることで冷静な検討ができます。
住宅展示場へ行った際も「坪単価はいくらですか?」という質問に加えて、「平均的な見積価格はそこからどれぐらい上がりますか?」という質問をすることで「真の坪単価」を聞くこともできるでしょう。
また、イエタッタ埼玉でも参考となる坪単価を表記している住宅会社もありますが、こちらも住宅会社のシリーズや間取り、階数によっても多く変動してきますので、あくまで参考程度とお考えいただければ賢く家づくりをすすめることができます。

昨今、住宅資材費や人件費のインフレにより、ひと昔前から比べると坪単価は急激に上がっています。
一般財団法人・建設物価調査会によれば、10年前と比較すると建築に関わる資材は1.3~1.4倍に上がっています。
スーパーの食料品なども高くなっていることが気になる今日この頃ですが、輸入が多い住宅資材も世界的なインフレの影響を受けて、顕著に高くなっています。
そのため、コロナ禍前までは坪単価100万円と聞くと高級住宅のイメージでしたが、昨今の状況を見ると坪100万円は一般の工務店でもいくことがあります。
ただし、これもどこまでを坪単価に含めるか?でも大きく変わることを頭の片隅に置きながら、冷静に比較検討しましょう。
それでは、そうは言っても気になる坪単価の最新の相場をお伝えしていきます。

まず大手ハウスメーカーの坪単価の相場は 約100万円〜 となっています。
もちろんメーカーやプランによって異なりますが、比較的安いメーカーであれば80万円前後~ というシリーズもあります。
一方で、メーカーによってはスタートの坪単価で 130万円 を超える場合もあり、比較的経済メリットが出しやすい大手ハウスメーカーでも坪単価の相場は値上がりしています。
また、準大手ハウスメーカーや全国規模の会社であれば、この坪単価から少し安いシリーズで検討しやすくなる可能性もあります。

つづいて埼玉県内で事業を展開している、県内の住宅会社での相場は約 80万円~ が一般的な相場となります。
こちらもひと昔前は、坪単価50万円~というのが相場ではありましたが、現在の資材費では正直そこまでリーズナブルな坪単価は難しいのが現状です。
また、3階建てや平屋になると、建築の性質上どうしても割高になってくるため、県内の住宅会社でも間取りなどの条件によっては坪単価で100万円を超えてくるケースも少なくありません。

それでは、最後に高騰する坪単価を抑えるためのコツをお伝えしていきます。
・総二階の家にする(バルコニーなどの凹凸も少ないとよい)
・シンプルな間取りにする
・規格シリーズがある場合は、規格シリーズ(規格プラン)から選ぶこと
・「坪単価」に含まれているモノの確認をしっかりすること
1つ目のポイントですが、総二階とは1階と2階の面積が同じ家のことです。
バルコニーなどの凹凸が少ないと、割安に設計できるため、比較的坪単価を割安にしやすい特徴があります。
また2つ目のポイントであるシンプルな間取りにすることと相関しますが、複雑な間取りの場合、使用する材料が多くなる可能性が高くなります。
凹凸が少ない総二階の間取りがもっとも坪単価を抑えることができます。
さらには、検討している住宅会社で規格シリーズがある場合は、それを選ぶことで費用を抑えられる可能性があります。
同じプランであれば、住宅会社側は耐震や断熱の計算を最小限で済むことから、余分な費用を抑えることができます。
また、規格プランの多くは構造体も割安になる組み合わせになっていることが多く、前述したシンプルな総二階も規格プランに多くあることでしょう。
最後は、「坪単価」に含まれているモノの確認をしっかりすることです。
2社以上、相見積もりで比較検討する場合、建物本体に含んでいるものと、オプションとして外に出しているもの、ほぼ同条件で比べないとどちらが安いかどうか?はわかりにくいです。
このように坪単価、もっと言えば建物本体価格を抑えようと思ったときには、このような内容を考えて検討することがおすすめです。
イエタッタ埼玉でも坪単価を掲載している会社がありますが、住宅シリーズによっては掲載されている坪単価が難しい場合や、価格改定を実施している場合とのタイムラグなども考えられますので、コラムでお伝えした通り参考程度としてご認識ください。
最終的には住み始めるまでにいくら必要なのか?が大事です。
土地や諸経費以外に、建物標準価格内に何が含まれていて何が含まれていないか?基準がない坪単価を信用し過ぎず賢い家づくりをしましょう。
▼執筆▼
住宅専門コンサルタント
大手ハウスメーカー/大手住宅設備機器メーカーでの経歴を持つ
保有資格:宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー2級