一戸建ての解体費用の目安とは?費用を抑えるためのポイントや解体の流れを解説|コラム|埼玉県での家づくりをサポートするイエタッタ埼玉

2026.06.10(更新)

 

 

家を相続したものの住む予定がない場合は、維持費だけで税金が発生するため、手放したいと考えている人も多数います。この記事では、家を手放すために一戸建ての解体を検討している人に向けて、解体費用の目安やメリット・デメリット、解体の流れなどを解説します。費用はあくまでも目安であるため、実際の費用は事前に確認してから依頼先を選びましょう。

 

-INDEX-

  1. 一戸建ての解体費用の目安
  2. 一戸建ての解体費用の内訳
  3. 一戸建ての解体費用を抑えるためのポイント
  4. 一戸建てを解体するメリット
  5. 一戸建てを解体するデメリット
  6. 一戸建てを解体した方がよいケース・しない方がよいケース
  7. 一戸建てを解体するときの流れ
  8. まとめ

 

一戸建ての解体費用の目安

 

一戸建ての解体費用の目安は、状況によって大きく変わります。あくまでも目安として、100〜300万円ほどかかると把握しておきましょう。ここでは、解体費用を左右する要因を解説します。

 

解体費用の坪単価と目安

重機や職人の人数などで費用は変動しますが、解体費用の坪単価と目安は以下のとおりです。

 

建物構造 坪単価 30坪 40坪
木造 3万1,000~4万4,000円/坪 90~150万円 120~200万円
鉄骨造 3万4,000~4万7,000円/坪 120~210万円 160~280万円
RC造
(鉄筋コンクリート)
3万5,000~8万円/坪 150~240万円 200~320万円

 

あくまでも費用の目安であるため、解体を依頼する前に依頼先から見積もりを取りましょう。

 

一戸建ての解体費用を左右する要因

一戸建ての解体費用を左右する原因は、主に以下の4つです。

 

  • ・構造
  • ・立地
  • ・付帯工事費用
  • ・依頼先

 

構造には、木造、鉄骨造、RC(鉄筋コンクリート造)などのほかにも、平屋や2階建てなど階数によっても費用が変わります。建物の立地では、隣地との距離や重機が入れるかどうか、接している道路が狭いなどの条件が影響します。

 

付帯工事費用とは、庭や玄関周りの外構撤去など、建物以外の解体にかかる費用です。古い家の場合、有害物質として指定されているアスベストの調査・除去といった、特別な費用がかかります。解体の依頼先によっても費用はさまざまであり、解体業者を比較して安い費用で依頼できる企業を見つけることが必要です。

 

 

一戸建ての解体費用の内訳

 

一戸建ての解体費用の主な内訳は、「建物取壊し費用」「廃棄物処理費用」「付帯工事費用」「諸費用」の4つです。それぞれの詳細について解説します。

 

建物取壊し費用

建物取壊し費用は、解体費用の3〜4割を占めます。家の解体自体に必要な費用であり、多くの工程と工数が含まれています。坪数が大きいほど作業量が増えるため費用が高くなり、家の素材が頑丈になるほど、技術や専用の機材が必要です。木造、鉄骨造、RC造の順に費用がかかることを把握しておきましょう。

 

廃棄物処理費用

廃棄物処理費用は、取壊し費用と同様に、解体費用の3〜4割を占めます。家を解体して出る廃棄物を処理するための費用が含まれます。木材や屋根の瓦、基礎のコンクリートなどは「産業廃棄物」に分類されるためといえるでしょう。産業廃棄物は、一般のごみ処理場に持ち込めず、建設リサイクル法で定められた分別や再資源化などの費用が必要です。

 

付帯工事費用

付帯工事費用は、建物本体以外で、撤去や解体が必要な場合にかかる費用です。たとえば、塀や庭木、倉庫などが含まれます。実際に見積もりを取らなければ、付帯工事の費用を把握することは難しく、企業によって変動します。企業のホームページや広告などには、解体工事費が掲載されていないケースがあるため、注意が必要です。

 

諸費用

諸費用は、書類の作成や各種工事に必要な申請のための費用です。近隣へのあいさつや重機の駐車スペースなどの費用も含まれ、多岐にわたります。

 

なかには、整地費用が該当するケースもあります。土地に石やコンクリートなどがない状態では、1平方メートルあたり500~700円ほどが相場です。地盤改良や木の伐採などの追加工事が必要な場合は、1~3万円以上になることもあります。

 

 

一戸建ての解体費用を抑えるためのポイント

 

解体費用をできるだけ抑えたいと考えている人も多いでしょう。ポイントを3つ解説します。

 

依頼先を慎重に選ぶ

依頼先を信頼できるかどうかが重要であり、見積もりにない費用を、追加で請求されるといったトラブルを回避できます。解体業者ごとに相見積もりを取り、比較することは必須です。

 

また、不動産会社に相談する方法もあります。建設も担う不動産会社は、解体の知識も豊富に持っており、自社で解体や再販をする業務を行っています。このような企業であれば、解体費用の相場観や解体について相談に対応してもらえるでしょう。

 

補助金を活用する

古い家の場合は、自治体によって解体費用の助成制度があります。あらかじめ市町村や都道府県のホームページなどを、確認することがおすすめです。事前申請が必要なケースがあるため、該当する助成制度の有無について把握する必要があります。

 

自分でできる撤去をしておく

自分でできる範囲の片づけを行うことで、解体費用を抑えられます。家具や家電製品の処分、庭木や雑草の処理、廃棄物の分別や運搬などを済ませておきましょう。解体費用に含まれる付帯工事費用とは、建物本体とは別の工事費を指します。すべてを解体業者に任せることで、その分の費用も追加されるため、注意が必要です。

 

 

一戸建てを解体するメリット

一戸建てを解体するメリットは、どのようなことであるかが気になっている人も多いでしょう。以下の2つのメリットを解説します。

 

売却後に地中埋設物が見つかるリスクを避けられる

建物を解体したあとに、地中から前の建物の基礎といった「地中埋没物」が発見されることがあります。解体せずに売却し、地中埋没物が発見された場合は、すべてを掘り起こす必要があるだけではなく、別途費用が発生します。

 

買主とのトラブルの原因になるため、解体工事を済ませておくことで、リスクの軽減が可能です。また、売却前に地中埋没物が見つかり、費用が高額になるとわかれば、売却の中止を検討することもできます。

 

買い手がつきやすい

家を解体して更地にすると、新築住宅を建てやすいため、買い手がつく可能性が高くなります。日本では、中古物件を購入するよりも新築住宅を建てたい人が多く、早期売却が見込めます。古い家の価値は低いため、敬遠されてしまうケースもあるでしょう。更地では、買主が古い家を処分する手間や費用を減らせることから、スムーズな売却につながります。

 

 

一戸建てを解体するデメリット

 

一戸建てを解体して売却する場合、いくつかのデメリットも考えられます。以下の2つのデメリットについて解説します。

 

固定資産税の軽減措置が受けられない

土地の固定資産税や都市計画税は、建物があることで軽減措置を受けられます。建物を解体すると軽減措置の対象外になり、負担額は解体前と比べて6倍ほどになるため、注意が必要です。建物を解体しても土地を売却できないケースもあり、売却期間が長期化した場合には、負担額も増えます。

 

解体するための費用がかかる

売却前に解体すると、解体費用がかかります。一般的に、解体費用を土地の売却価格に上乗せすることは難しいものの、経費計上は可能です。解体せずに土地を売却できれば、解体をしない方が得といえます。

 

 

一戸建てを解体した方がよいケース・しない方がよいケース

 

メリットとデメリットを踏まえ、解体した方がよいかどうかはケースによって変わります。以下の2つのケースを解説します。

 

一戸建てを解体した方がよいケース

一戸建てを解体した方がよいケースは、主に以下のとおりです。

 

  • ・できるだけ早く土地を手放したい
  • ・建物の老朽化が進んでいて価値が低い
  • ・地中埋設物があるかもしれない
  • ・他の用途で土地を活用したい

 

家の売却がしやすくなるかがポイントです。買主にとっては、購入後に負担が少ない物件であることが、購入時の基準です。建物が著しく老朽化していたり、立地が傾斜地であったりする場合は、解体した方がよいといえます。解体するメリットやデメリットと比較しながら、検討してみましょう。

 

一戸建てを解体しない方がよいケース

築年数が浅い一戸建ては、建物自体に価値があります。古くても修繕されていて、そのまま住める可能性がある場合は、「古民家」としてのニーズが高いといえます。建築基準法に適合していない「市街化調整区域」に該当するケースでは、基本的に開発行為が制限されており、新たに住宅を建てられません。事前に土地の規制について確認しておくことで、トラブルを回避できます。

 

 

一戸建てを解体するときの流れ

 

スムーズに解体工事を進めるためにも、一戸建てを解体するときの流れを把握することが重要です。一般的な流れを解説します。

 

1.依頼先を決める

依頼する解体業者の候補を複数社選び、見積もりを取ったうえで選定します。現地調査による見積もりで条件を比較しながら、依頼先を決めます。解体業者によって、所持している重機や職人数も異なるため、入念に見極めることが必要です。

 

2.解体準備を進める

近隣へのあいさつや配管配線の撤去、自治体へ解体工事の申請などを進めます。電気やガスの停止の手続きは自分自身で行います。解体工事は騒音やほこりが出るため、必ず近隣へのあいさつに出向きましょう。水道は、解体工事の際に使用するため、通常はそのままにしておくことがポイントです。解体業者に事前に確認しておくと、進捗がスムーズです。

 

3.解体する

解体は、主に以下の流れで行います。

 

  • ・足場や養生の設置
  • ・残置物や内装の撤去
  • ・建物本体の解体

 

近隣へ配慮し、足場を組んで防音シートで覆ったうえで解体を始めます。骨組みである梁や柱、屋根、コンクリートの基礎を掘り起こすという流れが一般的です。

 

4.廃材処理と整地をする

工事終了の工程では、廃材処理と整地を行います。廃棄物を木やガラス、タイルなどの素材ごとに分別し、運搬します。地中に余計なものがないかを確認したあと、整地工事をして完了です。

 

 

まとめ

一戸建ての解体費用は、家の広さや築年数、構造、解体しやすい立地かどうかなどで変わります。解体する場合は、解体費用を抑えるために、自分でできる範囲で撤去することが重要です。解体するかどうかは、売りやすさで判断するとよいでしょう。複数の解体業者から見積もりを取り、費用を比較しながら依頼先を決めるのがポイントです。

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執筆:イエタッタ埼玉編集部
注意:2024年6月25日時点の情報を基に執筆しております。最新情報と異なる場合がございます。

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