2025年度/令和7年度のZEH補助金(新築)をわかりやすく解説!|埼玉の家づくりを応援

2026.06.10(更新)

2025年度/令和7年度のZEH補助金(新築)をわかりやすく解説!

家の断熱性能や省エネ性能を表すイラスト。2025年度のZEH補助金の概要を解説

昨年度同様、2025年度(令和7年度)にもZEHに対する補助金があります。
今回は、そんな補助金の内容をわかりやすく解説していきます。
補助金額は?どんな家ならもらえるの?どんな条件や制約があるの?
こんな疑問をお持ちの方にご覧いただきたい内容になっています。
それでは早速、当コラムの要点からみていきましょう。

・2025年度(令和7年度)の補助金額
 ZEH:55万円 / 戸、 ZEH+(ゼッチプラス):90万円 / 戸

・ZEH・ZEH+それぞれの要件に該当する仕様として、特に断熱性能と省エネ性能に関する基準をクリアすること、そして埼玉県では一部地域を除き太陽光発電が必要

・スケジュールは5月から受付を開始するが、工事期間と完了予定時期をすり合わせる必要がある

・申請にかかる手間が非常に多いため、住宅会社によっては手数料がかかる場合がある

・補助金をもらうことで、3年間アンケートに回答したり、ご自身の家の使用電力などを提出する必要があること、さらには住宅仕様やスケジュールにも制約が発生する側面を理解して検討しましょう

1.2025年度(令和7年度)のZEH補助金額

家とお札と電卓 2025度のZEH補助金額を説明

まずは一番気になる補助金として、いくらもらえるのか?
これは住宅の仕様によって異なりますが、大きく基本の補助金は2種類あります。

・ZEH:55万円 / 戸
・ZEH+(ゼッチプラス):90万円 / 戸 ※ZEHより高性能な家

上記がベースの補助金となっており、蓄電池などを追加することでさらにプラスアルファの補助金をもらうことができます。

① ZEH および ZEH+で適用可
・蓄電システムを導入:2万円 / kWh(上限額20万円/台)
・低炭素化に資する素材(CLT ※直交集成板)を一定量以上使用:未定
・先進的再エネ熱利用技術を活用する:未定

② ZEH+のみで適用可
・高度エネマネ:2万円 / 戸
・おひさまエコキュート:未定
・EV充電設備を導入:未定

ZEHおよびZEH+、それぞれで適用できる範囲が異なりますが、蓄電池を導入しようとしている方などには朗報です。
これらを組み合わせると、ZEH+では100万円を超える補助金を目指すこともできますので、高性能住宅を考えている方にはオススメの補助金制度であることは間違いありません。

 

2.ZEH と ZEH+のちがい

ZEHとZEH+の違いを考える男女のイラスト

ここで、補助金額がちがう「ZEH」と「ZEH+(ゼッチプラス)」のちがいについて解説をしていきます。
一言で申し上げると、ZEH+の方がより一層高断熱・高省エネになっている家、と捉えてもらえるとよいでしょう。
なお、この違いについて既にご存知の方や、補助金制度自体の概要を知りたい方は次章まで飛んでください。

 

2-1. ZEH と ZEH+の比較表

  ZEH ZEH+
断熱性能 等級5以上 等級6以上
省エネ性 一次エネルギー消費量
削減率 20%以上
一次エネルギー消費量
削減率 35%以上
創エネ 太陽光発電 原則必要 ※ZEH Oriented適用地域を除く
その他条件 ・省エネ機器の制御
・設備の効率的運用等により再エネの自家消費率拡大を目指す仕様

上記の表の中で、専門的な用語がありますので、かんたんに解説していきます。
ただ、基本的には細かい計算などを実施して、基準をクリアするか否か?は住宅会社側でやってくれますので、内容だけをお伝えします。

①断熱性能(等級)
家の断熱性、つまり保温性を示すもので、等級1~等級7まで分類されています。
ZEHであれば5段階目である等級5、ZEH+であれば等級6を超える断熱性が必要になります。

②省エネ性・一次エネルギー消費量
家に付帯する、空調や給湯器がどれだけ、基準からエコなのか?を示すものです。
削減率とは、その基準からのエコな度合いを数値で示しており、家の大きさ・建築地・断熱性など様々な要素によって、基準自体も変わってくるような計算になっています。

③ZEH Oriented(オリエンティッド)
Orientedとは準備、という意味になりますが、ZEH に相当する断熱性能などは持ちつつも、地域特有の事情を考慮したZEHです。
埼玉県では、具体的に「都市部の狭小地」が該当するエリアがあり、各種条件を満たすエリア・土地の大きさの場合、太陽光発電システムがなくてもZEH補助金を適用できます。

 

3. 2025年度・ZEH補助金のスケジュール

2025年度のZEH支援事業のスケジュール図

出典:国土交通省・ZEHパンフレット

こちらのスケジュールは、ZEH補助金のスケジュールとなっています(添付は2024年版)
毎年、おおむね同じぐらいの時期で、5月頃に募集を開始しています。
なお、ZEH補助金は年度によって異なるものの、基本的には「先着順」となっています。
最近の募集では、補正予算で組まれる「子育て〇〇」の補助金制度が人気で、予算が使い切れていないような状況もあるため、募集開始と共に殺到しないといけないわけではなさそうです。
政府の概算要求からの予算でも、かなりの棟数分の予算がありますので、焦らずにじっくり取りくみましょう
しかし、スケジュール上で注意すべき点は「原則年度内に完了報告ができること」です
補助金は政府の予算を活用していますが、年度単位で動いており、原則は年度内に完了するべき「事業」となっています。
そのため、申請が遅くなると工事期間が十分に取ることができない、といった問題が発生しやすいため、工事期間までふまえて住宅会社と相談しましょう。

 

3-1. ZEH補助金は大手ハウスメーカーが活用している割合が高い

大手ハウスメーカーと工務店のZEH補助金活用状況を示す円グラフ

出典:ZEH報告書2024

ZEH補助金は、毎年同じようなスケジュールで運用されていますが、実は各年度の報告書を確認すると、大手ハウスメーカーが活用しています。
ここには様々な理由がありますが、1つがこの年度内に完了させるスケジュールにあると言われています。
地元の工務店は着工から引き渡しまで半年程度を要する反面、ハウスメーカーは数ヶ月で完工できるため、補助金の完了報告の締切に間に合わせやすい、という側面があります。
このように同じ補助金制度でも、こういった理由で活用できる・活用できない、という分かれ道ができることもあります。

 

4. ZEH補助金の注意点

ZEH補助金の申請における注意点を考える女性

そして、ZEH補助金を狙う上で、知っておくべき注意点を3つご紹介します。
1つは、申請にかかる手数料が発生する場合があることです。
ZEH補助金に限らず、補助金申請にかかる手間は非常に多いことから、住宅会社によっては手数料がかかる場合もあります。
もちろん、もらう補助金の額の方が大きくなることに間違いはないとしても、住宅会社としても時間や手間がかかるため、手数料についてはかかる場合は柔軟に考えましょう。

もう1つの注意点は、定期報告の義務です。
国は補助金を出す目的として、高性能な住宅の普及を後押しして社会全体のCO2削減をすすめると同時に、高性能住宅の暮らしや実際のエネルギーを測定することも目的としています。
そのため、補助金をもらう条件として3年間アンケートに回答したり、ご自身の家の使用電力などを提出する必要があることを知っておきましょう。

3つ目は、補助金をもらうために住宅仕様・スケジュールに制約が発生する可能性があります
上記で解説した通り、スケジュールが決まっているため、のんびり色や間取りを考える、といった余裕はあまり取れない可能性が高いです。
補助金には、このようなデメリットも存在することを理解して検討しましょう。

 

5. まとめ

イエタッタ埼玉では、ZEH補助金に対応できる埼玉県下の住宅会社を多く紹介しています。

下記バナーから気になる工務店を探してみてくださいね!

 

▼執筆▼ 

家辞書/別所義浩

住宅専門コンサルタント
大手ハウスメーカー/大手住宅設備機器メーカーでの経歴を持つ
保有資格:宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー2級

 

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